あいさつ
 環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001が制定されてから間もなく20年を迎えます。日本環境管理監査人協会(JEMAS)はこの環境マネジメントシステム(EMS)に携わる者が集まり、研究や普及を目的として1999年に発足し、2001年にはNPO法人格を取得しました。
 JEMASはわが国で唯一の環境MSに携わる関係者の協会であり、会員の方々の各種活動もあってJEMASの名前も広く知られるようになって来ました。
現在、JEMASが注力している課題はEMSの研究や普及は当然として、これをベースに多岐に広がっており、代表的なものとして下記が挙げられます。

1 環境MSを中小企業に導入させるに際して品質や安全を含めた幅広い視点での環境経営を普及させ るとともに各種支援活動を行うこと。


2 地球温暖化問題対応に際しては省エネ・節電・生産工程の合理化や排出量取引を織り込んで企業  の経営効率の改善につなげていくこと。


3 化学物質管理等では環境改善のみならずサプライチェーン、グリーン調達の視点も織り込んで啓  発指導や取組支援を行うこと。

4 環境リスクのみならず幅広い視点でのリスク管理・危機管理についても研究や情報発信を行うこと。

5 上記の課題に関する各種情報提供及び普及啓発とこれに携わる人材の育成
 我々は環境管理レベルアップの役割を担うだけでなく、環境経営を念頭においての企業経営の効率化支援や個々人の環境配慮活動啓発をとおして社会に貢献したいと考えております。

上記の趣旨に御賛同いただき、幅広い視点での環境問題に関心をお持ちの方は是非JEMASにご参加いただき、JEMASの
一員として活動していただくよう、お願いいたします。
                     
   
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EMAS 理事長、東工大特任教授
  小山富士雄